9月17日土曜日。
待ちに待ったボストン日本人会婦人部のヤード・セール。
張り切ってボストンまで行ってきましたょ。
だがしかし、24日に延期の文字が。
頑張って休日なのに早起きしたのになぁ。仕方ない。
けど、ここでめげてはいられません。せっかくボストンまで出てきたし。
ということで、一度は行ってみたいと話し合っていた「ボストン日本人学校」へ。
そこには日本語の本の図書館があるのです。
なんと漫画もあるらしい!!
期待大です。
なのですが、貸し出しカード(無料)をつくるのに1週間かかるんですって。
かなーり楽しみに本を選んで(厳選!)した後だったので、ものすごい疲労感。
極めつけは図書館スタッフや訪れている日本人のファミリーの冷たい視線。
なんでやろ?
不審者と間違われたんかな??笑い。
なんだか残念でちょっと怒りを感じてしまった。
確かに初めて行ったし(たくさんの本を目の前に興奮気味&じゃっかん挙動不審?)
日本人学校の関係者でも生徒の親でもないけれども、
誘拐されるんじゃないかって警戒してるのかもしれないけれども、
あからさまに部外者扱いせんでもいいだろうに。
冷たい視線で無視せんで、挨拶くらい笑顔でしてくれてもいいだろうに。
うーん。
フレンドリーなアメリカンと比べてしまったのはいたしかたあるまい。笑い。
でも収穫はカード申請できたこと、不要になった漫画を格安で購入できたこと。
自分がものすごーく漫画を愛していると痛感しましたょ。
彼と2人、なんだかスッキリしない気持ちを抱えて帰宅できず、
そのままセーラムという街に向かいました。勢いのままに。笑い。
セーラムはボストン市内の北、海側にある街で、魔女裁判が行われたことで有名な観光地です。
「SALEM WITCH MUSEUM」(写真)に行ってきました。
そこでは魔女狩りに至った経緯を劇場で語りと人形で見せてくれました。
魔女狩りはどんな経緯だと思いますか?
美術館でのストーリーを要約して紹介したいと思います。
17世紀、悪魔の存在が信じられていたということ、ピューリタン的生活という背景があった。
↓
ピューリタンの教えを大切に暮らしていた家庭の少女はとても単調な生活に
退屈しきっていて、時々集まっては遊んでいた。
↓
そのことは秘密であり、教えに反することなのである少女にストレスが溜まり病気になった。
↓
病気の原因を探るうちに、少女達の集まりのことを大人が知るようになった。
↓
少女達が問い詰められるうちに錯乱し「あの人が・・・」と嘘の告発をするようになってしまった。
↓
以前から、どうも疑わしいと思っていた大人たちは少女の証言だけで魔女裁判を開き有罪にしてしまった。
↓
結果、ひどい扱いを受けたうえ女性13名、男性5名が縛り首になってしまった。
↓
後年、告発してしまった少女のひとりは嘘の告発を認め、教会で懺悔しているとのことです。
なんと原因(の1つ)は、少女の退屈とスケープゴート。
裁判にかけられた人の中には、黒人だったり老人だったりと
いわゆる弱者が多数いたらしいです。
びっくりですょ。
間違って殺されて、告発者は懺悔して終わりかょ。うかばれねー。
(美術館の劇しかわかりませんから、違ってたらすみません。)
美術館の学芸員曰く、魔女裁判だけでなくいつの時代にもスケープゴートの存在がある。
9.11後のムスリムの人たち迫害もしかり。だそうです。
しごく真っ当なご意見に深々と頷いてしまった。笑い。
劇のほかにも、いろいろと展示もあり、しかも学芸員さんの説明付き。
美術館、結構おもしろかったです。
英語できなくても日本語のテープ無料で貸してくれるから、大丈夫!
大人$6・5。
おすすめ。
色んな意味で「不条理とはなんぞや」を噛み締めた土曜日でした。ha ha